Weekly

2008年2月24日付週間チャート

順位 / 前回順位 / 曲名 / アーティスト名 / 国籍 / レーベル

1 -- WST FILFLA JP HEADZ

minamo、fourcolorなど多数の名義で活動する杉本佳一のソロプロジェクト、2年半 振りの新作より。あまりに未来的、ポジティブに響く音の数々に眩暈すらする。 この音・構築のセンスは、近年では量産・停滞の相を見せつつあったポストロック (=エディット)以降の音響の中でも頭1つ飛び抜けた観がある。何よりこの曲なんか 女性ヴォーカルのmoskitooが「日本語で歌っちゃってる」ものだから、これはもう 未来のポップスの先取りとしか言いようがない。素晴らしい。(いたる) [official site] [MySpace]

2 -- unesoteric march makino,takuma JP GRID605

大友良英により設けられた、吉祥寺のマンション1室の実験的ライブスペース・ GRID605から発足した新レーベルの第1弾。ギタリストとして湯浅湾(昨年脱退)、 Americoなどに参加するほか、ソロでの演奏活動も行う牧野琢磨氏の初ソロ作。 飄々と朴訥なギターを重ねながら、空虚に歪んだ狂気のようなものが楽曲の隅々を 満たしている。ブルースへの憧憬と都市的なアンチノイズとが交錯する怪盤。 アルバム後半、アコギ1本で伊東篤宏のオプトロン演奏と対等に演り合う模様が また凄い。必聴。(いたる) [official site] [label site]

3 3 スチュワーデス春子 乍東十四雄 JP 自主制作

「東京周辺のバンド」というとどこか殺伐としたドライな空気感を感じてしまう のですが(そして僕はそういうバンドが好きでもある……。)、 この乍東十四雄というバンドは、それらとは一線を画す、ユーモアと、 ポップさを兼ねたバンドでございます。「人となり」が表れた歌詞と、 パーティー的なギターワーク。まだまだ人気が出そうです! (かわぞえ) [official site] [MySpace]

4 -- 白痴神話 Fukuro JP 美人レコード

東京を中心にカオティック且つサイケデリックなサウンドを展開する 4ピース・インスト・バンド・ふくろ。幻想的な世界観を打ち出す2ndアルバム 『Vigaga』より。反復しながら徐々にカオスへと向かっていくアンサンブルは 高揚的で野性的ともいえるはず! 本曲は下記MySpaceでも試聴可能です。 アルバム全体を通し、その熱量に圧巻される作品! (モジバケ) [official site] [MySpace]

5 -- DIAGONAL accidents in too large field JP 自主制作

Less Than TVのオムニバスCDやイベントへの参加で全国にその名を知らしめ、 今回初の単独音源をリリースした福岡発の3人組、accidents in too large field。決してハードコア、パンクといったジャンルの狭い括りに閉じこもる ことのない(本曲はジャムバンド的な要素すら感じる)大胆な実験性を、衝動を 孕みつつも確信犯的に衝突させている。それは先の見えないジェットコースター の様にスリリングで、しかし奇妙に楽しいのだ。(チャイ) [official site] [MySpace]

6 2 ミラーボール にせんねんもんだい JP 美人レコード

昨年立ち上げた自ら主宰するレーベル・美人レコードから約2年ぶりの待望の 正式な音源、『デスティネーション トーキョー』をリリースする女子3ピース バンドにせんねんもんだい。単純すぎる退屈な4つ打ちではない、ついつい 踊り狂いたくなるような4つ打ちのビートに様々な要素を取り入れたジャンル レスなサウンド。新作を引っさげ世界を回って、各国を熱狂の渦に叩き込んで くれるだろう! (ゴッホ) [official site] [MySpace]

7 4 余りに短い 麓健一 JP 美人レコード

東京を中心に活動する歌うたい麓健一の最新作、『YOU DON'T LIKE LOVE SONGS』 から、シンプルなアコギ弾き語りの1曲。ひとつの色で細かく濃淡を出して 描かれたような彼の楽曲は、同時代に生きているのに古典のような薫りを持ち、 近すぎず遠すぎずの距離感が心地よい。少ない言葉数で聴き手を揺さぶる歌詞が すばらしく、詩人としても才のあるひとだなあと感じる。(タマちゃん) [official site] [MySpace]

8 6 nagumo 狂うクルー JP P-Vine

渚音楽祭の出演も決まってまさにノリにノってるプログレッシブ・ハードコア・ バンド、狂うクルー。打ち出す引き締まったビートやかき鳴らすギター、 吹き荒れるサックスからはニューウェーブのそれではあるような気がしても、 どうしてもその一方で逆にそれを否定したくなる確実に異形の破壊的なサウンドが 手足や頭の中までビリビリさせ、さらにキリキリと舞い上がらせてくれます。 みんなこの音に狂って踊れ! (TRY) [official site] [official site]

9 6 回想列車 STERUSS JP LOCKSROCK

横浜アンダーグラウンド・シーンから登場した2MC+1DJの3人組、ステルスの 最新作『円鋭』より。ずっしりとしたミニマルなトラックに、1言1言で明瞭に 情景を表現していくライムが武器になった1曲。そのスタイルは日本のHIPHOP シーンの中でも希なる存在と言えるでしょう! 本作はジャズ界で活躍する プレイヤーをゲストに迎えた意欲作。こういったアプローチも含め今後の日本の HIPHOPシーンに大いに期待を持てる作品だ。(モジバケ) [official site] [MySpace]

10 5 勇敢なスケベGUY TORICO JP 自主制作

5月いっぱいで涙の活動休止となってしまう京都の4人組、TORICO。 同じく京都でアンダーグラウンドシーンを盛り上げているFLUIDとの スプリットEP『±』より、宇宙を思わせるようなピュンピュンと飛び交うシンセが 強烈なインパクトを与える1曲がチャートイン。様々な切り口から散りばめられる カラフルでポップなセンスが光るキラーチューン! (ぞんび) [MySpace]