Weekly

2008年5月4日付週間チャート

順位 / 前回順位 / 曲名 / アーティスト名 / 国籍 / レーベル

1 -- Let's Surf - We're In Hell KOTKOT JP AWDR

イスラエル、アメリカ、ブラジルなどから集まった即興音楽の猛者達4人組が ニューヨークのライブハウス、トニックで行ったライブを収録した『Alive At Tonic』より。出だしからキ●ガイになったベンチャーズがゲラゲラ笑いながら 地獄でサーフィンをしているかのような驚愕の1曲目では、ノーウェイブに ガレージやエギゾ、サーフまで詰め込んだ阿鼻叫喚の地獄絵図が圧倒的な実力を 持つプレイヤー達によって怒涛のごとく展開されます。この地獄に酔え! (TRY) [label site] [MySpace]

2 2 もうじきあんたは1人で立てるはずだ 三村京子 JP 星犬舎

シンガー三村京子の新作『東京では少女歌手なんて』より。2年前に発売の1stから 格段に力強く深化を見せ、歌や演奏全てから彼女や共演者の剥き出しの身体が 迫ってくる。言葉の1つ1つが確かな質量を持って目前で炸裂する。 フォークを軸に明らかに既成の音楽を逸脱していきながら、それをさらりと 歌いこなしポップに聴かせる手腕は見事。実力を感じさせる。(いたる) [official site] [MySpace]

3 1 面影の先 SOUR JP arights Records

東京を中心に活動する3ピースバンドSOUR。プロデューサーにクラムボンのミト氏 エンジニアにtoeの美濃氏を向かえ制作された2ndアルバムより。タイトなドラム、 伸びやかなベース、ボーカルにリンクしたようなガットギターの呟くような音色、 SOUR流スタンダード・ナンバー的な1曲。それぞれの特徴が自由に表れていながら バンドサウンドとして完成しているのが聴いていて嬉しい。(モジバケ) [official site] [MySpace]

4 4 果て 藤田建次 JP magic book records

1stアルバムで東京を中心に大反響を呼び、注目を集めた藤田建次の 約1年5ヶ月振りとなる新作『引力と斥力』からの1曲。テープコラージュ的手法で つくられているので、音が所々で離れたりくっついたりする予測不可能なところが 面白いです。また、不思議と懐かしさや暖かさを与えてくれますね。 幼少時代に憧れていたおとぎ話のような非現実世界へと誘ってくれる作品です。 (ぞんび) [official site] [MySpace(magic book records)]

5 -- 給水塔の前で待ってて climb the mind JP STIFF SLACK RECORDS

名古屋の3人組ロックバンド、climb the mindの1stアルバムより、チャートイン。 難解に組み込まれた変拍子をそのままで聴かせないサウンドメイク、丁寧に 綴られた日本詞が本当に素晴らしいです。エモやハードコアとマスロックは、 元々一線(もしくはとても近いところ)にあったとされるのだから、こういった アプローチはおかしなことでも無いのでしょうが、そこらが曖昧になってしまった 今となれば、とても新鮮に響きます。まず一聴。(かわぞえ) [official site] [MySpace]

6 -- うちあがる bed JP iscollagecollective

活動休止中の京都の"diary tree"、大阪の"Scroll"のメンバーから成る"bed"の 1stアルバム『Response』より、CINRA MAGAZINEにも収録された「うちあがる」が ランクイン。沁み入る展開の妙や耳に残るギターリフには貫禄すら感じ、ポスト ハードコアなんて言われつつ国産ならではの叙情性に溢れていて、聴き手の 感情を揺さぶりまくる、血肉を感じるサウンドがたまりません。関東では6月末に ライブがあるので、それまでに一聴しておくことをお勧めします。(タマちゃん) [official site] [MySpace]

7 5 見たらほら ミワサチコ JP BUMBLEBEE RECORDS

博多のガールズ・パンクバンド、LOOP01出身のシンガー・ソングライター、 ミワサチコの新作『BEAUTIFUL PLACE』からの1曲。正統派とでも 言うのでしょうか、(特徴的という感じではなく、本当に歌が上手なんだなと 思わせるような、童謡なんかだったら凄くしっくりくるんじゃないかな?) そんな歌声がフォークミュージックとギターロックをドッキングさせたような曲 に乗せて歌われる歌は、奇妙だけどクセになりそうです。(ぞんび) [official site]

8 7 COMING OUT group_inou JP GAL

シーンの中でカテゴライズされないながらも、唯一無二の圧倒的な存在感を放つ group_inou待望の新譜より、ライブでもおなじみの1曲。MCのcp、そして トラックメイカーimaiの2人が、文学少年の如く内に秘めた初期衝動を不思議に 昇華させてゆく……。きっちり韻を踏んでいる訳でもないのに何とも癖になる フロウ、何よりも熱を帯びた彼らのパフォーマンス、是非ライブで体感して ほしいです! (チャイ) [official site] [MySpace]

9 3 Starmine Sister avenger in sci-fi JP 自主製作

神奈川県出身の3ピースバンド。シングルの表題にもある「PLANET ROCK」 と言えば、エレクトロ・ファンクの先駆けとなったアフリカ・バンバータが 同名のアルバムをリリースしているが、それと同じように(?)この曲にも ボコーダーやシンセを積極的に導入している。しかし特筆すべきはむしろ 良い意味で基本にのっとった、安定感のあるサウンド。星屑みたいにキラキラ としたポップでキャッチーな1曲です。(TRY) [official site] [MySpace]

10 8 Tradic homecoming 渡邊琢磨 JP sycamore

渡邊琢磨による初の本人名義アルバム『冷たい夢、明るい休息』。本作はギターに 内橋和久、ドラムに千住宗臣という強力メンバーを迎えての作品。ストリングスと ギターのフィードバック演奏がフィーチャーされた本曲は展開と抑揚のある、 クラシック的な楽曲に感じるのだが、約4分の中でそれをさらりと聴かせてくれる。 後半、楽曲中を泳ぐようなピアノのフレーズが軽やかで、美しい。(モジバケ) [official site] [MySpace]