畠山美由紀、SUGIURUMNなど多彩なアーティストとのコラボレーションが話題になった三辺貴生によるソロユニットCUVA
CUVA 。本曲は、一周40分で自転する宇宙ステーションの中で生活する「男と女の物語」というコンセプトで作られたアルバム『40 MINUTES
A DAY』(Flavour of Sound, 2002)に収録されている。耳に残るポップなメロディと、ボサノバやジャズを取り入れた奥行きのあるサウンドは、洗練されつつも心地よいという不思議な世界に聴き手を誘う。(住岡清香)
スカ、ジャズ、ファンク、ソウル、ありとあらゆるリズム、グルーヴを吸収した誰もが手放しで踊れるサウンド。圧倒的支持を得ながらも96年に解散したスカパンクバンド、FRUITYとSCHOOL
JACKETSのメンバーが98年に結成したYOUR SONG IS GOODは、そんな音を放つ6人編成のインストバンドである。緩やかな裏打ちのリズムにどことなく懐かしい音色が重なり、淡々とした曲展開を見せる。本曲は1000枚限定7インチ『BIG
STOMACH, BIG MOUTH』に収録され、今回初のCD化となった。(高崎羽衣)
長坂雅司(Vo&G)、丹治仁(B)、鵜川知宏(G&Key)の3人からなるchiki sounds。「ポップとストレンジを両立させる」というバンドのコンセプトに拠るように、ソフトロックの懐郷的な感覚とポストロックの先鋭的な要素をうまく融合したそのサウンドは、温かくもどこかクールな印象を与える。そのような音の合間を、丁寧に選び込まれた言葉一つ、抒情一つがゆっくりとすり抜けてゆく時、日本情緒の香が漂う。本曲は、1stミニアルバム『emanon』(Flavour
of Sound,2002)からの収録。(岡原優)
1999年にマサキ(G&Sy)、ハセガワ(B)、ムラキ(Dr)の3人で結成され、その後キンヤ(G&Vo)、シンドウ(Sy&Sa)が加入し現在に至る。2001年に本曲も収録されたデモCD-Rをライブ会場等で発売し、2002年にdotlinecircleから初音源となるミニアルバム『deep
in my red eyes』をリリース。静かなギター音で始まる本曲はシンプルながら物語のような広がりを見せる。前半のゆるやかにつながるメロディーから、曲が進むにつれ、音の重なりが、うねり、覆い被さってくる感じを体験して欲しい。(太田麻美)
Tone
Recとして実験的な電子音楽作品をSkippやSub rosaレーベルからリリースする一方で、ピコピコエレクトロニカの先鋭アーティストとしても知られるDAT
POLITICS。仏chicks on speedより届けられた彼等の4作目となるアルバム『PLUGS PLUS』は、耳が割れそうな電子ノイズ、痙攣したようなビート、そしてどこまでも自由なポップセンスで溢れたおもちゃ箱のようである。その中でも本曲は、Hip-Hopまでも消化した、どこか寂しくも喜びと幸福に満ちたポップソングとなっている。(添田洋平)
まずはコンピレーション・アルバムの発売おめでとうございます。ボクのように店のバイヤーという立場(だった)の人間にとって実はCRJの存在っていうのは、興味があるのと同時にビミョーにライバルだったりするんですよね。まずシーンを捉えるという点において、彼らは大学生、つまりモラトリアム世代、はっきり言って勉強もロクにしないで趣味に没頭できる!(だんだん腹が立ってきましたよ)人種なワケで、アンテナの張り方が尋常じゃないんですね。こっちが聴いたこともないような音源を持ってきて、しかもそれがまた最高に良かったりするから、本来ウチらがやるべき仕事(良い音源をリスナーに紹介するということ)を取られたような気がして、とっても落ち着かない気分にさせられました。ていうか、けっこう参考にさせてもらいました。あと、子供でもないけど大人でもない感性というのは貴重です。ちょうどいい塩梅なんですよね、なんか。青臭くもなく、オヤジ臭くもなく。あれっ、無臭じゃん!?そう、無臭なんですよ。すべての音楽に対してフラットに捉えることができるっていうか、固定観念なく、まずは聴いてみようっていうスタンスがそこにあるような気がします。そういえば演じる側も二十歳前後に才能が開花するケースが多いことを考えたら、やっぱり信用できる世代なのかもしれませんね。チャートがすべて独断と偏見によって選出されている点も無理解な人々が「すべて操作によるモノ」なんて卑下する場合がありますが、ある意味メジャーなチャートの方が業界ぐるみのビジネス絡みの操作だと思います。いちいちすべての聴衆の意見なんて取り入れていたらつまんないモノしかできませんよ。あっ、言い過ぎましたね。さて、今回のコンピですがハッキリ言って悔しいぐらいに素晴らしいです(ぐらい、じゃなくて悔しい!)。初めて聴いてビックリした音源も多かったです。ポストロックのポストはポストポストロックかもしれないけど、そこにロックという言葉は残り続けるんだなあってことにも気付かされました(???)。今後もいろんな音楽を教えてください。応援させていただきます(妬み半分)。
mona records 行 達也
Compiled and Produced * CRJ-tokyo Mastered
* HIROBUMI KAWANISHI at TOKYO CD CENTER Photo
and Designed * You Miura + Arata Takano Model
* Ami Public
Relation * CRJ-tokyo Staff