V.A. 『CRJ-tokyo presents sound sketch』
FICA-2002
発売元:
music mine
企画・制作:CRJ-tokyo
1,785円 (税込)


CRJ-tokyoでは2001年にリリースしたV.A.『innerscapes』に続き、新たなコンピレーションアルバム V.A.『sound sketch』をmusic mineよりリリースします。このアルバムは、自分達が本当に良いと思う音楽の紹介をコンセプトに活動する学生団体CRJ-tokyoが、2002年度カレッジチャートの上位にランクインした楽曲をコンパイルしたコンピレーションです。ジャズ・ファンク・ボサノヴァ・ソフトロック・ポストロック・ エレクトロ(ニカ)など、様々なジャンルの音源が1枚のアルバムに凝縮されているので、これ1枚を聴くことで現在の音楽シーンをザックリと把握できる内容に仕上がっています。また、過去のCRJ-tokyoカレッジ チャートがそうであったように今後のブレイクが期待されるアーティストが名を連ねており、新しい音楽・アーティストを探しているリスナーに是非聴いてもらいたい1枚、とも言えます。CRJ-tokyoでは、『sound sketch』を通じて自分にとっての新たなジャンルやアーティストを見つけ出してもらえれば、と考えています。

 
 

下記の媒体にて『sound sketch』を紹介して頂いております。是非チェックしてみて下さい。

oricon(News欄) http://www.oricon.co.jp

オリコンIndieclub(News欄) http://www.oricon.co.jp/indie/

BEA-VOICE(1月25日発行号) http://www.bea-net.com/

beatrip(club beatrip内BANDP欄) http://www.beatrip.com/touroku/
※収録曲を試聴することが出来ます。

ぴあ(2月3日発売号) http://www.pia.co.jp/

BAY FM 78.0 MHz:MOZAIKU NIGHT(2月3日放送回) http://www.bayfm.co.jp/
※CRJ-tokyoスタッフがゲストとして出演します。

STUDIO VOICE(2月6日発売号) http://www.infas.co.jp/studio-voice/sv.html

CROSS FM78.7MHz:COLLEGE RADIO JAPAN(2月8日放送回) http://crjf.tripod.co.jp/
※CRJ-tokyoスタッフがゲストとして出演します。

Barfout! (2月17日発売号) http://www.barfout.jp/

@SHIBUYA PPP(3月5日発売号) http://www.p2p-network.com/

AM:ZERO(3月発売号) http://www.amzero.com/

 
 
  ジャズ・ピアニスト南博が、竹野昌邦(Ss&Ts)・水谷浩章(B)・芳垣安洋(Dr&Perc)を率いて結成したクァルテット、Minami Hiroshi Go There!。本曲は、バンドの名の由来となった1stアルバム『GO THERE!』 (ewe, 2002)のタイトル・トラックであり、水谷・芳垣の安定性とファンクネスを兼ね備えた土台の上を、南・竹野のピアノとサックスが自由奔放に駆け流れる心地良さが素敵な佳曲。(石井淳)
 
  Spiritual Vibesにサポートパーカッショニストとして参加していた他、Takero Ogata。本曲「Perpetual Motion Machine」は、彼のセカンドミニアルバム『Perpetual Motion』(Jazz Electrica, 2002)に収録されている。ヴォーカルとしてAnn Sallyが参加しており、その澄みきった歌声は彼のトラックと溶け合い、さらに美しさを放っている。聴くものの心を包み込み、そしてほどいていくようなリズムは、彼の手から生み出される。(永楽麻子)
 
  畠山美由紀、SUGIURUMNなど多彩なアーティストとのコラボレーションが話題になった三辺貴生によるソロユニットCUVA CUVA 。本曲は、一周40分で自転する宇宙ステーションの中で生活する「男と女の物語」というコンセプトで作られたアルバム『40 MINUTES A DAY』(Flavour of Sound, 2002)に収録されている。耳に残るポップなメロディと、ボサノバやジャズを取り入れた奥行きのあるサウンドは、洗練されつつも心地よいという不思議な世界に聴き手を誘う。(住岡清香)
 
  山本精一・大友良英らと共にNovotonoで活動する江藤直子、ミュージシャン兼PC関連のライターでもある大津真、DCPRGなどでドラムを叩く藤井信雄の3人からなるユニット。本曲はV.A.『タダダー』(P-VINE, 2002)に収録されており、彼らにとっては初めて発表された音源となる。彼らのサウンドは、生楽器の温かい音色と流れるような美しいメロディーが心地よく、サンプリングされた様々な音が楽曲の随所に効果的に配置されるなど実験的な側面も見受けられる。(山崎幸在)
 
  スカ、ジャズ、ファンク、ソウル、ありとあらゆるリズム、グルーヴを吸収した誰もが手放しで踊れるサウンド。圧倒的支持を得ながらも96年に解散したスカパンクバンド、FRUITYとSCHOOL JACKETSのメンバーが98年に結成したYOUR SONG IS GOODは、そんな音を放つ6人編成のインストバンドである。緩やかな裏打ちのリズムにどことなく懐かしい音色が重なり、淡々とした曲展開を見せる。本曲は1000枚限定7インチ『BIG STOMACH, BIG MOUTH』に収録され、今回初のCD化となった。(高崎羽衣)
 
  長坂雅司(Vo&G)、丹治仁(B)、鵜川知宏(G&Key)の3人からなるchiki sounds。「ポップとストレンジを両立させる」というバンドのコンセプトに拠るように、ソフトロックの懐郷的な感覚とポストロックの先鋭的な要素をうまく融合したそのサウンドは、温かくもどこかクールな印象を与える。そのような音の合間を、丁寧に選び込まれた言葉一つ、抒情一つがゆっくりとすり抜けてゆく時、日本情緒の香が漂う。本曲は、1stミニアルバム『emanon』(Flavour of Sound,2002)からの収録。(岡原優)
 
  ユーカリSound Trackは1999年に結成されたポップロックバンドで、何度かのメンバーチェンジを経て現在の藤田建洋(Vo&G)、石橋由佳子(B)、上原竜也(Dr)の三人編成に落ち着く。本曲は2001年にLD&Kよりリリースされたアルバム『月下少年』に収録されているが、今回は翌年に同レーベルから出たシングルバージョンを収録している。牧歌的で親しみやすいメロディと、愛、自由、平和を高らかにうたった美しい歌詞が印象的で、うたの魅力が十二分につまった楽曲である。(原知明)
 
  2000年3月に結成され幾度かのメンバーチェンジを経て、鈴木正和(G&Vo)、渡辺成徳(Dr)、藤井淳一(B)、サポートメンバー佐久間あずみ(Acg&Cho)で活動中のバンドmash。 轟音ギターの波の合間に聞こえる心地良い男女ツインボーカルが印象的な本曲は、『drive / bury .e.p』(自主制作)に収録されており、ライブにおいても定番として演奏される彼らの代表的楽曲である。今回収録されたのはヤノ(B)、アライ(Cho)在籍時のもの。2003年2月に待望の1stアルバム『水の味』(ten strings records) がリリースされる。(橋本菜摘)
 
  高校、大学の友人で結成された佐野史紀(Vo&G)、山田真一(G&Cho)、星野誠(Dr&Cho)、渡辺大介(B&Cho)の4人によるバンド。本曲は2002年4月にリリースされたミニアルバム『セィリョウカンベットタウン』(Under Flower)に収録されている。ライブ活動を精力的に行っており、2001年からは彼ら主催のイベント「A TOUCH MENT」をスタートさせた。心地よいメロディーにのった日本語詞とシンプルなギターサウンド、透き通る歌声が特徴で、聴く者を爽やかな気分にさせる。(浅見静)
 
  1999年にマサキ(G&Sy)、ハセガワ(B)、ムラキ(Dr)の3人で結成され、その後キンヤ(G&Vo)、シンドウ(Sy&Sa)が加入し現在に至る。2001年に本曲も収録されたデモCD-Rをライブ会場等で発売し、2002年にdotlinecircleから初音源となるミニアルバム『deep in my red eyes』をリリース。静かなギター音で始まる本曲はシンプルながら物語のような広がりを見せる。前半のゆるやかにつながるメロディーから、曲が進むにつれ、音の重なりが、うねり、覆い被さってくる感じを体験して欲しい。(太田麻美)
 
  ブリストル系の音楽に影響を受けつつも、よりジャンルレスな表現を模索しているcoma5。「非日常的な感情のモードを楽曲というものにコンバートしたい」と語る岩崎経、川端真織によって2001年8月に結成。2002年5月に工藤宣仁が加入し今日に至る。1st EP『euphoria』に収録されている本曲では、ミニマルなリズムパターンに流れるようなノイズが乗っていて、様々な感情が泳ぎ回っているようだ。まるでより深いところでの対話を促されているように感じる。(加地智幸)
 
  Tone Recとして実験的な電子音楽作品をSkippやSub rosaレーベルからリリースする一方で、ピコピコエレクトロニカの先鋭アーティストとしても知られるDAT POLITICS。仏chicks on speedより届けられた彼等の4作目となるアルバム『PLUGS PLUS』は、耳が割れそうな電子ノイズ、痙攣したようなビート、そしてどこまでも自由なポップセンスで溢れたおもちゃ箱のようである。その中でも本曲は、Hip-Hopまでも消化した、どこか寂しくも喜びと幸福に満ちたポップソングとなっている。(添田洋平)
 
 

MC兼トラックメーカー・Moyunijumoの一人ユニットであるイルリメ。異色のラインナップが集結した岡村靖幸のトリビュートアルバムに参加していたことでも記憶に新しい。本曲は2002年にリリースされたアルバム『Quex』で最後を飾る曲であり、トラック提供やミックスにMatsu&Take、エディットにスマーフ男組からマジカレ太カヒロが参加している。ヒップホップ、エレクトロを筆頭にあらゆるジャンルを消化したトラックの上を走るMoyunijumoの意表を突くラップが印象的だ。(塚原奈美)

 
  製品盤のライナーノーツ及びCRJ-tokyo フリーペーパーLINKにおけるイルリメ「流星より愛をこめて」の楽曲紹介文の中で「MC兼トラックメーカーであるMoyunijumoこと鴨田潤を中心とするユニット・イルリメ。(中略)エディットにスマーフ男組が参加している」という記述がありますが、正しくは、「MC兼トラックメーカーであるMoyunijumoこと鴨田潤の一人ユニットであるイルリメ。トラック提供やミックスにMatsu&Take、エディットにはスマーフ男組からマジカレ太カヒロが参加している」の誤りでした。ここに訂正させて頂くと共に、楽曲を提供して頂いたにも関わらず多大なご迷惑をおかけしてしまったイルリメを始めとする関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

CRJ-tokyo
 
  まずはコンピレーション・アルバムの発売おめでとうございます。ボクのように店のバイヤーという立場(だった)の人間にとって実はCRJの存在っていうのは、興味があるのと同時にビミョーにライバルだったりするんですよね。まずシーンを捉えるという点において、彼らは大学生、つまりモラトリアム世代、はっきり言って勉強もロクにしないで趣味に没頭できる!(だんだん腹が立ってきましたよ)人種なワケで、アンテナの張り方が尋常じゃないんですね。こっちが聴いたこともないような音源を持ってきて、しかもそれがまた最高に良かったりするから、本来ウチらがやるべき仕事(良い音源をリスナーに紹介するということ)を取られたような気がして、とっても落ち着かない気分にさせられました。ていうか、けっこう参考にさせてもらいました。あと、子供でもないけど大人でもない感性というのは貴重です。ちょうどいい塩梅なんですよね、なんか。青臭くもなく、オヤジ臭くもなく。あれっ、無臭じゃん!?そう、無臭なんですよ。すべての音楽に対してフラットに捉えることができるっていうか、固定観念なく、まずは聴いてみようっていうスタンスがそこにあるような気がします。そういえば演じる側も二十歳前後に才能が開花するケースが多いことを考えたら、やっぱり信用できる世代なのかもしれませんね。チャートがすべて独断と偏見によって選出されている点も無理解な人々が「すべて操作によるモノ」なんて卑下する場合がありますが、ある意味メジャーなチャートの方が業界ぐるみのビジネス絡みの操作だと思います。いちいちすべての聴衆の意見なんて取り入れていたらつまんないモノしかできませんよ。あっ、言い過ぎましたね。さて、今回のコンピですがハッキリ言って悔しいぐらいに素晴らしいです(ぐらい、じゃなくて悔しい!)。初めて聴いてビックリした音源も多かったです。ポストロックのポストはポストポストロックかもしれないけど、そこにロックという言葉は残り続けるんだなあってことにも気付かされました(???)。今後もいろんな音楽を教えてください。応援させていただきます(妬み半分)。

mona records 行 達也
 
  1987年、学生団体CRJ-tokyoはアメリカのCMJの日本版として設立された。「既存のコマーシャリズムに拠らずに、学生独自の視点から自分達が本当に良いと思う音楽を紹介する」というコンセプトの下、カレッジチャートの発表を中心にFMラジオ番組の制作やフリーペーパーの発行、ライヴイベントの企画運営などを行っている。そして、その活動の一環として企画・制作されたのがこのコンピレーションアルバム『CRJ-tokyo presents sound sketch』(以下、『sound sketch』)である。

と言うのが、CRJ-tokyo及び『sound sketch』を紹介する際の常套文句なのだが、果たしてこれがどの程度僕らの実際を反映しているのかと考えてみると、正直なところ半々である。大声で「既存のコマーシャリズムに拠らずに」と言ってしまうとそれは嘘になるだろう。何故なら、僕らは音楽誌を読むし、CDの音楽番組を観るし、大手外資系レコードショップでCDを買う。『sound sketch』も流通を通して販売している。程度の差こそあれ、そのどれもが「既存のコマーシャリズム」に該当するからだ。

では、冒頭のコンセプトは単なるお題目なのか、と言われるとそうでもない。僕らは「自分が良いと思う音楽を紹介したい」という意思を持って日々活動している。その一つの証拠がこのアルバムだ。『sound sketch』は、2002年度のCRJ-tokyoカレッジチャートの上位にランクインした楽曲から構成されているのだが、チャートをそのままコンパイルしているからジャンルや知名度はバラバラになっている。ジャンルの開きが大きいから人によっては聴きづらい部分もあるかもしれない。けれども、どの楽曲もCRJ-tokyoのスタッフが愛して止まない1曲であり、そのクオリティーに関しては絶対の自信がある。「既存のコマーシャリズム」の内側とか外側とかそんなことは関係なく、自分達の耳に引っかかるかどうか、その楽曲を他のリスナーにも聴いてもらいたいかどうか。それを考えながら活動してきた1つの結果が『sound sketch』であり、このアルバムを通じて13のアーティストの良さ、引いてはCRJが日々紹介し続けている音楽の素晴らしさが伝われば幸いである。

そしてもう1つ。僕は『sound sketch』を通じて「音楽の聴き方」を提案したいと思っている。本当にジャンルレスに楽曲が揃ったアルバムだから、アルバムを聴いた人にとって普段馴染みの無いジャンルの楽曲が必ずあるはずだ。そんな人が、『sound sketch』を聴く → 自分にとっての未知なる音楽と出遭う → 新たなジャンルを開拓する。こういう行為・流れ、つまり「音楽の聴き方」を変えていきたい。創り出したい。リスナー・業界共に硬直化した音楽シーンを打開するのは、「音楽の聴き方」を変えることなんじゃないかと思う。『sound sketch』及びCRJ-tokyoは、そこを目指していく。

山崎幸在(CRJ-tokyo)
 
  Compiled and Produced * CRJ-tokyo
Mastered * HIROBUMI KAWANISHI at TOKYO CD CENTER
Photo and Designed * You Miura + Arata Takano
Model * Ami
Public Relation * CRJ-tokyo Staff
  Thanks to...
MIKU, Takashi Kusube and Hideki Amano(music mine), Tatsuya Yuki(mona records)